せっかくだから少し解説

せっかくなので Dicenomicon をもっと使える数式のコツを少し解説。

d66

単純に 11 〜 66 が全部出るロールの場合、d6*10+d6 で作れます。
ダイスエディッタ的には
「d6」「+123」「x」「1」「0」「+」「Dice」「d6」
の順番にクリックすると出来上がり。
このままでもいいのですが、色をつけた方が上の位、下の位が見やすくなるのでやってみましょう。
「d6」(上の画面に表示されている d6 を選択 d6 が選択状態(青く)になります)「+123」「opt」「R」「x」「1」「0」「+」「Dice」「d6」「+123」「opt」「B」
これで上の位が赤、下の位が青の d66 ができます。
まよきんの下の位の数字の方が大きい d66 はちょっとややこしいので後述しますね。

D&D のキャラメイク

4d6 を振って上から 3 つと言う場合のロール方法です。4d6H3 と表記されます。
「+123」「4」「Dice」「d6」「+123」「Hi」「3」
簡単ですね。

天羅万象のような判定方法

ロールを行って個々のサイコロの目について、目標値を下回った個数を求める判定方法です。
Dicenomicon 自体は Target Number (TN) に対応しています。
例えば 3d6TN4 であれば、3d6 をロールして 4 以上の個数が成功度として帰ってきます。
ダイスエディッタ的には
「+123」「3」「Dice」「d6」「opt」「TN」「<×}」(削除)「+123」「4」
で作ります。しかしこのダイス、1 の目が出た個数を成功度から引いてしまいます。Storyteller あたりにピンポイントで対応しているようです。


仕方がないのでもう一種類の作り方を使って同じダイスを作りましょう。3d6>3 です。
「+123」「3」「Dice」「d6」「+123」「>」「3」
これで出来上がりです。1 の目が出てもマイナスされません。(「>」「3」は「opt」「≧」「4」でも構いません)
もう分かりましたね。3d6<4 ですから……
「+123」「3」「Dice」「d6」「+123」「<」「4」
のようにダイスエディットするとダイス目が 4 より小さいサイコロの個数を数えてくれます。


最大の出目を特殊に扱う場合……ここでは 6 ですが、6 が出ているダイスを自動でリロールするのは
「+123」「3」「Dice」「d6」「+123」「opt」「Op+」「Dice」「opt」「TN」「<×}」(削除)「+123」「4」
のように Open 機能を使います。3d+6TN4 と表記されます。
ただ、リロールした出目については判定してくれないようなので、「+」が付いているダイスのダイス目を自分で見て成功度をカウントする必要があります。
あるいは最大の出目を成功度 2 換算するダイス、3d6XX4 には
「+123」「3」「Dice」「d6」「opt」「XX」「<×}」(削除)「+123」「4」
のように Targeted(Heigh=2) を使います。日本のシステムではあまり関係なさそうですが(笑

まよきんの d66

マクロが要るので長くなりますが頑張って行きましょう。
「+123」「alt」「@1」「alt」「←」「Dice」「d6」「+123」「opt」「R」「alt」「.」
「alt」「@2」「alt」「←」「Dice」「d6」「+123」「opt」「B」「alt」「.」
「alt」「if」「alt」「@1」「<」「<×}」(削除)「alt」「@2」
(下の行の 0 を選択)「alt」「@1」「×」「1」「0」「+」「alt」「@2」
(else の下の行の 0 を選択)「alt」「@2」「×」「1」「0」「+」「alt」「@1」
はい、お疲れさまでした。
表記は……
@1 ← Rd6.
@2 ← Bd6.
if @1 < @2 then
@1 x 10 + @2
else
@2 x 10 + @1
end
となっているかと思います。
これでダイス目の小さい方を 10 の位にした d66 の出来上がりです。バシバシ振りましょう(ぇ

ソードワールドのレーティング表

ごめん、それ、無理(たぶん