Twitter の XSS 脆弱性とか

web ページであればどこにあってもおかしくないですし、何時のタイミングでできてもおかしくないのですが……そうですか、Twitter にもありましたか。
繰り返しになりますが、この手の問題は、本当にどこにでもありえます。今、大丈夫でも、将来のバージョンアップでできないとも限りません。ですから、

  • ブラウザは必ずアップデートする
  • javascript を OFF にする
  • プラグインflash/java/acrobat など全て)を OFF にする
  • セッション外の cookie は受け入れない
  • 全てのキャッシュを終了時にクリアする

これを徹底しましょう。


この設定、普通のブラウジングにはとても不便です。ですから、

  • ブックマークを管理し、巡回するための本当の意味での「愛用ブラウザ」
  • キャッシュクリア設定だけ施し、javascriptプラグインは動くようにした「チョイ見ブラウザ」
  • デフォルトブラウザに登録し、ブラウジングをするための「検疫ブラウザ」

を分け、最後のブラウザの設定を上記不便設定にしておきましょう。これでも信用していたページにスクリプトが埋め込まれていた場合には対処できませんが、可能性はグッと減るはずです。
デフォルトブラウザの設定を不便な検疫ブラウザにしておくのは、うっかり何かのリンクを踏んだ時のための備えです。これは怠らないようにしましょう。


各種ブラウザのページは以下*1


Mac を使っている場合、デフォルトブラウザの変更は Safari の環境設定から行います。
http://docs.info.apple.com/jarticle.html?artnum=25566


各種無効化ですが、設定・環境設定(Chrome は「高度な設定」の「コンテンツの設定」)から無効化でき、

項目 Chrome Firefox Opera Safari
javascript javascript 「コンテンツ」 「詳細設定」の「コンテンツ」項 「セキュリティ」
プラグイン プラグイン *2 「詳細設定」の「コンテンツ」項 「セキュリティ」
cookie cookie 「プライバシー」 「詳細設定」の「cookie」項 「セキュリティ」*3
履歴 *4 「プライバシー」 「詳細設定」の「cookie」項と「履歴」項 「一般」

でそれぞれ設定する事になります。IE の古いバージョンは OS と結びついていて何か起きた時大変危険なので、そもそも検疫ブラウザとして不適当です。


Opera の場合は「クイック設定」から都度簡単に調整できるため、検疫ブラウザとしては比較的扱いやすい部類になります。
Firefox の場合はアドオンで色々と調整した方が、検疫ブラウザとしては便利な部類になれます。
個人的にはどちらかを検疫ブラウザ(&デフォルトブラウザ)としておく事をオススメしますが、Firefox のアドオンはちょっと敷居が高いかもしれませんので、PC が苦手な人はデフォルトブラウザを Opera、履歴削除だけ設定したチョイ見ブラウザを Firefox とすると良いように思います。

*1:IE を省略したのは、使っている人には入っているはずだからです。後は、「必ずアップデート」して下さい

*2:Firefox ではプラグインの無効化は「ツール」の「アドオン」から「プラグイン」で選んで無効化して行きます

*3:Safaricookie の自動的な削除ができないようです

*4:Chrome は履歴の自動的な消去ができないようです