身の丈にあった買い物

http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20080317-OYT1T00696.htm だったそうです。
こういうものはどれくらいが相場だか分からず、判断に迷うところではありますが、郵貯銀行の基幹システム(NTT データが落札)で 220 億円というデータがありますので、それと比較して考えれば一地方銀行の行うシステム投資としては大きな額であるとあたりが付きますね。海外での処理も地方も持たない上に、巨大資本都市東京の銀行とはいえ、大企業を相手にすることを念頭においていないので、規模で言えば 1/40 位、周辺システムをあわせて構築したことを考えても、1/10 程度の投資でものを揃えたいところです。
実際、監査によりhttp://www.asahi.com/national/update/0317/TKY200803170372.htmlと、109 億円が無駄と判定されたそうです。いやはや。


しかし、新銀行東京の場合はたまたま大幅赤字で追及されることになりましたが、同じようなことをやっている会社は他にもたくさんありますよね。システムも「設備」である以上、「いくら出し」て「どの程度のもの」を買うのか? という事を常に考えていないと、システムは「設備」の癖に見えにくいこともあってついつい過剰に出費してしまうからです。
社員一人一人に立派なマホガニー製の机を買い与える会社はありませんが、それと同じ事をシステムに対しては平気でやっていませんか? 常に身の丈を考えた買い物をしないといけない、という事を心掛けたいですね。